布団についての間違った知識・正しい取り扱い方を書いてあります。
布団は単に干して叩けばいいとおもっているそこのあなた!要注意ですよ!
正しい取り扱い方を間違わなければお布団と長く付き合っていけます。
毎日の快適な睡眠のために、是非ご覧くださいませ。
●叩いてはダメです!!
叩いても出てくるのはふとんの中の【わた】の繊維なのです。叩くことによって、保温力・透湿性を失い、中綿もダメになります。またダニの死骸やダニの糞が表面につき、使用された方の肌に付着したりします。
これによってアトピー、ぜんそくなどアレルギー疾患になる方が多数いらっしゃいます。ではどうすれば良いのでしょう?
湿度の少ない天気の良い日に、お布団を干すのが最適です。
●お布団の干し方について
紫外線には殺菌作用があるので直射日光にあてます。
表裏まんべんなく干しましょう。寝ている間にかく汗は下の方(裏側)に浸透するため先に裏側からするほうがいいと思います。カバーは付けたまま干してください。カバーがないと側地が汚れたり、色あせたりします。
時間帯で理想なのは、AM10:00~PM2:00です。
羽毛ふとんは特有の性質がありますので別ですが他のふとんはマメに干すことをおすすめします。干し終わってから、叩くのではなく掃除機を使ってダニやホコリを吸い取りましょう!花粉症の方は特に掃除機を使いましょう!!
これによって断然、ダニやホコリが少なくなります。しかし、完全にダニやホコリが取れるわけではなく、半年位をめどにお布団の丸洗いをおすすめ致します。
また押入などに収納する場合は【すのこ】などを敷いた上に置くほうがいいです。湿気がたまらないようにするためです。
お布団を干すときに、換気もかねてお部屋の風通しもよくしましょう!押入や、クローゼットも一緒にあけるとお布団だけではなく、湿気から守ることが出来るでしょう。
■ふとんを干す回数の目安と注意
●綿ふとん:湿気を吸いやすいので天気のよい日には頻繁に干しましょう。
●羊毛ふとん:1週間に1回程度。
●合繊ふとん:2週間に約1回程度。
●羽毛ふとん:「羽毛は陰干し」と思いこんでいる人が多いですが、これは間違いです。側地を乾燥させ臭いをこもらせないためにも2週間に1度は直射日光にあてましょう。
●真綿ふとん:吸・放湿性が高いので日陰に干します。通気性のよい側地を使っていることが多いので2週間に1回程度。シルクなどの側地の日焼けや黄変、劣化を避けるためにも直射日光を当てないほうがよいでしょう。
●ウレタンフォーム:直射日光は避け、風通しのよいところでの陰干しが適しています。