羽毛のかさ高性とは・・・。
JIS(日本工業規格)で定められた羽毛の「かさ高性」試験の値です。前処理をした羽毛30gを内径29cm、高さ50cmの円筒に自然落下させて入れます。次に 120gの円盤をのせ、2分後のそこから円盤の指標までの高さを「かさ高性」といいます。(精制羽毛の初期かさ高です。)
-JISL1903 羽毛試験方法-
「鳥インフルエンザに関して」
(1)羽毛の安全性について 羽毛寝具に使用される羽毛については、原毛を収穫後、洗剤を使用して洗浄され、その後110~130℃の高温で乾燥、殺菌処理します。 鳥インフルエンザウイルスは75℃で1分間の加熱で感染症は失われます。また輸出国の政府が発行する検疫証明書で、120℃、30分の熱消毒がされている事が証明されていれば 輸入が許可されます。その上で日本国内各地動物検疫所に於いて、羽毛はすべて燻蒸殺菌処理が義務づけられています。
熱処理のされていない原毛等については従来通り、より厳しいSK消毒釜利用による消毒処理後、輸入は許可されます。従って安全性は確保されています。 製品については、現地で羽毛は熱処理後加工されていますが、万一ふとんの表面にウイルスが付着しても3日もすれば死滅するので、安全である事を確認しました。
又、国内で発生した浅田農場の報道の中で、鶏の羽毛彼も鳥インフルエンザの陽性反応があったと伝えられましたが、この報道については正確ではありませんのでご留意下さい。その理由は鶏などの陸鳥には羽毛はなく、羽根のみであるので、羽毛は間違いであり その羽根は水鳥の羽根とは形状が異なります。
(2)当社の販売してる羽毛ふとんについて 全て国内洗浄の羽毛でありますので、安心してご使用頂けます。
羽毛布団について
羽毛は非常に軽くて温かい快適な素材です。【羽毛】は、空気をいっぱい含むのでとても軽くて暖かいのです。保温性、吸湿性・放湿性、耐久性にも優れています。 ダックというのは【あひる】で、グースは【ガチョウ】です。
・・・【ダウン】・・・ ・・・【スモールフェザー】・・・ 羽毛の質と種類 羽毛掛けふとんで最も大切なのは、ボリュームです。寒い地域で採取された羽毛ほどダウンボールが大きく、押さえたときの回復力も優れています。一般的にはダウンの比率が高いものほど高級とされていますが、他の要素も考慮する必要があります。 ●数あるダウンの種類の中でも、一番おすすめなのがマザーグースダウンです。 |
|
●羽毛ふとんの種類
シングルサイズ一枚の羽毛ふとんに使われる羽毛の量は約1.1~1.5kgです。
1kg以下のものは『羽毛肌掛けふとん』といい、一般的に春から秋口に使われます。
また他の寝具と組み合わせると、オールシーズン使うことができます。
肌掛けふとんの中でも、中身の羽根がダウン50%以上のものはダウンケット、50%未満のものはフェザーケットと呼ばれています。フェザーケットはダウンケットより、かさ高は少ないですがさらっとしているので体に密着するのがイヤな人暑がりの人向きと言えます。
ダウン50%以上の羽根が1kg以上入ったものが『羽毛ふとん』です。
羽毛ふとんは秋から春まで3シーズンつかえます。
●羽毛・羽根ふとんのお手入れ
吸湿性、放湿性には優れ、空気を多く含むため保湿性にも優れています。一週間に一度くらい1~2時間の日陰干しをお勧めします。中の羽根が出てくるおそれがありますので、
ふとんを叩かないようにしましょう。
ふとんはなるべくカバーをかけたまま干してください。生地がいたみにくくなります。また、ふとんを干すのに望ましい時刻は午前10時から午後3時ごろまでです。雨の日の翌日は地上から蒸発した水蒸気が多いので、避けましょう。
●毛布はふとんの上にかけて下さい。
ほとんどの方が毛布の上に羽毛ふとんをかけていることと思います。実は羽毛のよさを引き出すのは羽毛布団の上に毛布を掛けるほうがよいのです。
カバーをセットした羽毛布団や、毛布を上にかけたふとんを直接体の上にかければ、より暖かく感じられます。
●お布団は中身が見れない品物ですから、ちゃんと品質を表示している物をお勧めします。
☆羽毛ふとんO&A
Q.羽毛ふとんは干しても大丈夫でしょうか?
A.ぜひ干しましょう。衛生のためにも、また湿気の放湿のためにも日干しはしましょう。ただ、頻繁に干す必要もなく、1週間に一度くらい、湿度の低い晴れの日、午前10時から午後3時頃の時間帯内で1時間~3時間くらいがいいです。 (表1時間、裏1時間)
生地にはダウンプルーフ加工という、羽毛が出ないようにする加工をしてあります。ですので、あまり長時間干しすぎてもだめです。
干すときはカバーをかけたまま干すことをおすすめします。
長時間の日干しは乾燥しすぎ、中の羽毛がファイバー化しやすくなるなど劣化することがあるので、必要以上の日干しは避けてください。ベッドでのご使用で部屋に日がはいる場合は干す頻度はさらに少なくても大丈夫です。
Q.ふとんの保管の仕方を教えてください
A.羽毛ふとんの入っているケースは通気性を良くし、むれないように不織布等を使用していますが、家庭での保管には、ケースの使用は避けた方がいいです。どうしてもむれたり、ビニールの臭いが、ふとんに移ったりします。家庭での保管は、まず干して、湿気をとってからシーツ、風呂敷のような布で包むようにしてください。
Q.ふとんは圧縮袋で圧縮しても良いの?
A.おすすめできません。羽毛や羊毛のふとんはそのもの自体が呼吸をしていますそれを真空にするのは負担をかけすぎで、かさ高の回復も元にはもどりません(70~80%)。また、羽毛がかなり傷んでしまいます。
Q.羽毛が出てくるようなのですが?
A.羽毛ふとんの側生地は、先ほども書いてますがダウンプルーフ加工を施しているので、通常の使用では羽毛の吹き出しは発生しません。ただし、ごくわずかな通気性はあるので、ふとんに急な圧力をかけたりすると中の空気と一緒に小さなダウンファイバーがでることはあります。また、スモールフェザーの羽軸がまれに生地に突き刺さった時は、それが外に出てくることがあります。また、ミシン目からはさまっていたダウンが出ることもまれにあります。
以上のような場合でなく断続的に羽毛が出てくる場合、たとえばカバーの中に羽毛がたまるとか、あげおろしのたびにかなりの羽毛が部屋をまうような場合は生地に穴や裂け目ないか点検してください。
●小さな穴などが見つかった場合
補修用布をアイロンで貼って処置してください。穴が大きかったり、生地が傷んで裂けてくるようならリフォームで側交換を考えたほうがいいでしょう。どんな小さな針の先でついたような穴でも一度羽毛が吹き出すようになると断続的に出てくるようになりますので、特に生地には針などでささないように気をつけてください。
Q.ダニは心配ないの?
A.羽毛は除塵・洗浄・殺菌等の工程を通りますので、羽毛にダニが付着していても、それは死滅してしまいます。ダニがふとんの側生地の上にいたとしてもそれは部屋の畳・床から移ってきたと考えるべきです。
報告では、側生地の密度が、1インチ間にタテ、ヨコ合計で230本以上ならば(通常の羽毛用生地の打ち込み本数)ダニは通過できないことがわかっています。
ふとんの中の羽毛にダニがいても、ふとんの外には簡単には出られません。
アレルギーや気管支炎ぜんぞくの原因とも考えられるダニの死骸やフンですので掃除機等でこまめに取り除いてください。ダウンと書かれているものの方が軽く暖かく品質も高いです。
よく「ダックダウン○%」「グースダウン○%」というような表示をしていると思います。だいたい【グースダウン85~95%】とか書かれています。100%というのはなく、だいたい5%~15%はフェザーが入っております。
ダウンばっかりだとハリが無くなるためです。お勧めは【グースダウン90%以上】が品質もよく安心してお使いになれますよ!
おふとんは毎日使う物です。お客様の満足のいく品物を!と仕入れには慎重にしております。
特に当店で注意しているのは中身ももちろん大事ですが表生地、裏生地です。ガサガサと音のしない、さわり心地のいいものをと気を付けております。
私たちは出来るだけ品質の良い物をお勧めできればと思っております。